エルデンリングのDLCが待ち遠しくて、どんな風になるか夢を膨らませている。
というか、エルデンリングのDLCは夢の世界になる気がする。
破片の君主、無垢金のミケラ
今のところデミゴッドのミケラとはまだ戦えていない。ミケラは大ルーンを有していると言及されている。
ギデオン=オーフニール
無垢なる黄金、聖樹のミケラ
その双子、腐敗の剣マレニア
レナラの娘、月の王女ラニ
そして、血の君主と呼ばれる何者か
円卓は、居場所を探り続けているのだ
大ルーンを棄てたとされる、ラニ以外の3人の居場所をな
恐らくDLCがあるならミケラが出てくるだろう。
睡眠と夢、そしてトリーナ
ところで、エルデンリングには状態異常がある。
毒、朱い腐敗、出血、凍結、睡眠、発狂、死。
睡眠の影がとても薄い。
朱い腐敗はマレニア、出血はモーグと神秘武器、凍結はラニとラニの魔術、発狂は三本指と色々、死は死王子ゴッドウィンとフィア。(思えば毒も影が薄いが朱い腐敗と性質が似ているせい?)
しかも、睡眠の状態異常には専用モーションも用意されている。
そんなこんなで睡眠属性がもっと出てこないかなと思っていたら、ミケラ=トリーナ説を聞いた。
トリーナは睡眠に深くかかわる人物で、テキストでしか語られない。
眠り壺などに用いるアイテム、トリーナのスイレンのテキストを見てみる。
トリーナのスイレン
たおやかに萎びかけた薄紫のスイレン
稀にしか見ることはできない
聖女トリーナの信仰花であり
精神の昂ぶりを抑える効果がある
同じスイレンである、ミケラのスイレンというアイテムもある。だが、これだけではミケラ=トリーナとは言い難い。
エルデンリングでは、眠り壺などの睡眠属性のアイテムを作ることができる。その製法が書かれているのが、ファリスの製法書である。
ファリスの製法書
聖女トリーナに心奪われた男の製法書
彼は眠りの中に、トリーナを探し続けた
睡眠属性アイテムの製法が主に書かれているファリスの製法書だが、ファリスの製法書【3】を入手すると、誘惑の枝が製作可能となる。誘惑の枝はミケラに関係がある。
誘惑の枝
無垢金の祈祷が施された枝木
製作可能なアイテムのひとつ
FPを消費して、刺した敵を魅了する
魅了された敵は一時的に味方となる
神人ミケラは、あらゆる者から愛された
愛するを強いることができた
無垢金とは、ミケラのふたつ名である。
徐々にミケラ=トリーナが有り得るかもしれないと思えてきた。
しかし。トリーナが聖女と言われる一方、ミケラは男である。マレニアが倒れたときのセリフを見ると分かる。
マレニア
…ああ、兄様、兄様
すみません、マレニアは敗れました…
ミケラとマレニアは双子であり、恐らくミケラ以外に兄弟・姉妹はいない。兄様とはミケラのことだろう。
だが、奇妙な情報がある。トリーナは女性とも男性とも言われる。
トリーナの剣
聖女トリーナの司祭が用いる白剣
睡眠の状態異常効果がある
トリーナは謎めいている
儚い少女であるといい、少年であるといい
忽然と現れ、忽然と消えていくという
マリカがラダゴンでもあるように、ミケラは女性と男性の両方になれることも十分ありうる。それがマリカとラダゴンのような別人格かどうかはわからないが。
ゆえ、トリーナ=ミケラも十分ありえる気がする。
ちなみに、トリーナの剣のテキストではトリーナが忽然と現れて忽然と消えるとされるが、デミゴッドである魔女ラニやモーゴットも神出鬼没である。ラニは最初レナを名乗り、プレイヤーに霊呼びの鈴を託した後、すっと消える。モーゴットは最初マルギットを名乗り、プレイヤーに立ちはだかる。
ある程度の力がある存在しか神出鬼没ではないようだが、トリーナがデミゴッドなら忽然と現れて消えることにもしっくりくる。ただの憶測でしかないが。
睡眠と夢
最初、私はDLCが夢の世界になりそうであると言った。
ファリスの製法書
聖女トリーナに心奪われた男の製法書
彼は眠りの中に、トリーナを探し続けた
眠りの中。夢が暗示されている。ミケラ=トリーナが真実であり、DLCでミケラと戦うなら、眠りの中に向かう可能性が十分にある。
ところで、モーグウィン王朝のミケラは繭に包まれ、隙間から手をだらんと垂らしている。その手からは血が垂れ、指先の血だまりからモーグが登場したのであった。
モーグを倒しても何の反応もない。眠っているのだろうか。ちなみに、ミケラの前にある祝福からは、この場所が「神人眠りの繭」であるとわかる。
ミケラのこの様子が、画家サルバドール・ダリの絵画「新人類」と同じ図になっていると友人から聞いた。著作権の関係で掲載できないが、比べてみてほしい。一応言うが、現実の画家である。
ダリはシュールレアリスムという芸術運動の代表的な画家である。このシュールレアリスムは夢とのかかわりが非常に大きい。シュールレアリスムは精神分析学の影響を受けて誕生し、それゆえに夢に重要な意味を見出す。(詳しく知りたい方は調べてみると良いかもしれない)
ミケラと夢。もしかしたらDLCではミケラの夢に入ることになるかもしれない。
ちなみに、ケイリッドの風景やノクローンの巨人は、同じくシュールレアリスムの画家ベクシンスキーに強い影響を受けた模様だとたびたび聞く。一応言うが、ベクシンスキーも現実の画家である。私もちょっと似てると感じた。(朱色、燃える空、巨人、骨、死)
エルデンリング開発にシュールレアリスムがなんらかの形で用いられているのかもしれない。
また、しろがねのラティナのイベントの最後では、ラティナの大きな妹に出会う。
妹は眠っている。
若干、ラティナのイベントが消化不良に感じたため、もしかしたらDLCの夢の世界で再会するのかもしれない。
ちなみに、この妹の名前はフィリアである。ラティナを手にかけるとセリフが聞ける
ラティナ
…ああ、フィリア
貴方に、最初の雫を…
また、もしラティナの妹が夢を介してミケラと何か関わっていれば、ミケラのいるモーグウィン王朝にあんなにも多くのしろがね人がいた理由が分かるかもしれない。
そういえば、ミケラの眠るモーグウィン王朝には、しろがね人が大量に眠る場所があった。
フィア
死衾のフィアのイベントを進めると、フィアの夢に入ることができる。死竜フォルサクスとは、フィアの夢の中で戦闘することになる。
既に夢の中に入ることのできるNPCがいるのであれば、DLCで夢の世界が追加されても不思議ではない。
マレニア
マレニアと邂逅するとき、彼女は眠っていた。
そして長い夢を見ていたという。
マレニア
…長い、夢を見ていた
体は貧金、血は腐れ
幾万の屍を積み上げ
ただ一人を待つ
ミケラを待っていたのだろう。
結局、マレニアはミケラに会えなかった。