Ashlasの考察 【ELDEN RING】

エルデンリングの考察

「英語と日本語、妥当性はどちらが高いか」エルデンリング考察7

 エルデンリングのストーリーを追うにあたって、英語を参照したくなるときが何度かある。だが、日本語と英語のどちらがより妥当か(どちらがより製作側が意図した世界に近いか)迷う。

 

 

 英語の方が妥当性が高いと感じさせる事実がある。

 デミゴッドの神話や本作の世界観は、ゲームオブスローンズとしてドラマ化された炎と氷の歌を著すマーティン氏がかかわったとされる。そのため、デミゴッド、神人などの世界観に関連する用語はマーティン氏が用いることを提案した可能性も高い。マーティン氏は米国の作家である。

 エルデンリングのゲームを製作するにあたって必然的にプログラミングが行われるため、その内部データはもちろん英語を基盤としたものになるだろう。プログラミングにおいて変数名は基本的に英語が用いられる。

 登場人物のセリフでは、日本語にはないような訛りや文体が用いられる。ラニのセリフを聞いていて、少し古風だと感じた人も多いのではないだろうか。

 

 ところが、少なくともセリフの内容は日本語の方が妥当性が高い。

 こちらの動画を見てほしい。内容を要約すると、英語版においてラニのエンディングがやや奇妙だが、日本語訳を参照すると違和感が解消される。すなわち英語版は誤訳されているというのである。

 

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 また、マーティン氏は古い神話のみ考えたそうである。

 よって、その後の時代の内容や本編のイベントは日本企業のフロムが案出したということになる。

 

  英語と日本語の両方を参照してストーリーを理解しようと試みるときには、気を付けていきたい。